Weber Qシリーズの特徴
ふたで起こすマジック
・Weber製品全般にいえることですが、蓋を閉めて調理するWeber調理法はコンベクショングリル(大流熱式調理法)と呼ばれます。グリルの中で熱が循環することで、均一に食材に火を通すことができます。焼き網は本体に近い重量がありますが(鋳鉄製)高温を保ち、食材の旨さを引き出す焼き目をつけることが可能です。この蓋はスモーカー効果を発揮するとともに、肉も野菜もジューシーに仕上げることができます。日本伝統の焼肉(七輪の炭火焼き)とは全く違った味わいを経験できます。
Q1250の仕様
・火力:メインバーナー2.49kw/h(約2100kcal)
・燃料タイプ:専用ガスカートリッジ(OD缶写真右)
・調理エリア:43✖️32cm
・ホーローコーティングの鋳鉄製焼き網
火力に関してはColeman413Hがツーバーナー合計で最高時約6400kcal/h
タフ丸が3.3kw(2800kcal/h)なので、火力は他の製品に比べて高いわけではありません。しかし、蓋が付いているため風の影響を受けにくく、付属の温度計で300℃まで上げることが可能です。
両サイドにテーブルを展開できる。プレートが冷えたら蓋の中に収納可能(写真中央)
Q1250のオプション
iGrill Miniとプローブ
肉の中心部にプローブを刺し、調理中に温度管
理ができるようになります。Weber調理法の核
心ともいえる3Tの一つtemperatureを管理する
ツールです。他に「瞬時に読み取れる温度計」
が販売されていますが、蓋を開けて、肉に刺し
て温度を確認する方法なので、蓋を開けるたび
に温度が下がるデメリットがあります。
iGrillMiniは温度の持続管理なので、蓋をあけず
に調理をできる大きなメリットがあります。
Weber iGrill(アプリ)
スマホアプリWeberiGrillとコネクトし、メニューを選んだり、希望の焼き加減に設定できます。設定温度に達すとアラームで知らせてくれる他、温度の推移をリアルタイムで見ることができます。焼き加減が気になり頻繁に蓋を開けたり、調理にかかりきりにならずに済むので非常に便利なアイテムです。
ベジタブルバスケット
BBQで野菜を焼く時、下に落ちて炭まみれになったり、無惨に焼き焦げた状態にしたことはないでしょうか?このベジタブルバスケットはスライスした野菜や細かい肉をのせて調理することもできます。
フィッシュバスケットとウッドプランク
フィッシュバスケットを使うと魚を裏返しても身が崩れにくくなります。
ウッドプランクはグリルアカデミーで使用しました。木のスモーク効果もあり魚臭さが取れます
ロースティングシールドとロースティングラック
ロースティングシールド
アルミ製のトレーのような形ですが、穴があいてあり、直火が当たらず熱の対流は妨げないような作りです。じっくりと火を通す間接火調理法で使用します。下記のロースティングラックとセットで使用します。
ロースティングラック
ステンレス鋼で丈夫にできており、大きな肉塊も置けます。グリルやロースティングシールドとの距離をとり、下面だけが強火になることを防げます。また、肉汁に浸かることがなく余分な油も落ちるためヘルシーに仕上がります。
ピザストーン (26cm)
生地の余分な水分が抜けて、カリッとした仕上がりになります
こちらのサイズのピザストーンは、Coleman413H用のキャンプオーブンスモーカーにも入ります!!
19cmのピザを乗せてみます。
ピッタリのサイズですが、ピザストーンがあると、1枚がやっとですね。
Q1000シリーズ用グリドル
・焼き網では素材が落ちてしまうようなクレープや目玉焼きなどの料理に使えるグリドル。
・鋳鉄製でホーローコーティングされており、優れた熱伝導と熱保持力がある。
・写真左側は通常の焼き網
・写真右側がグリドル
・両方グリドルを設置できるが、中央に隙間が
できるとのこと
Weber GrillAcademyについて
・グリルアカデミーの受講を終了するともらえる証明証
・グリルアカデミーは3段階のレベルが設定されており、レベルⅠ〜レベルⅢまであります。
・私が受講したDiscoverGrilling は、1番簡単なレベルⅠの内容。コース時間は120分で料金は6000円でした。作るコースメニューは3品でインストラクターと楽しく会話をしながら調理が進んでいくので、料理初心者でも大丈夫👍
・私の行った青山のアカデミーでは、ガスグリルと電気グリルが選べました。気になるグリルがあるなら、購入前に受講してイメージを掴むこともできます。Qシリーズでも5〜6万円はするので、実際に使用できるのは大きなメリットです。
・グリルだけでなく、アクセサリー類の一部も試せるのと、ショップにアクセサリーが割引で購入できるのも良かったです。
調理例
ダイレクト調理法
調理時間が短い、直火調理法 (調理時間の目安は20分以内。ステーキや野菜料理など)
焼き網がバーナーを守る構造になっているため、脂が滴り落ちたとしても炭火の焼き肉のように急に火が大きくなることはありません。脂は本体下のキャッチパンに落ちる仕組みで、お手入れが簡単です。
インダイレクト調理法
じっくり調理、間接火調理法 (調理時間の目安は20分以上。ローストやベイクに)
汚したくないので、スキレットやグリドルを置いて使用することがあります。
良いところ・気になるところ
・「ふたで起こすマジック」の言葉通りの料理ができます。肉も野菜も外はカリッと中は
ジューシー。BBQで野菜がジューシーなのは感動します。
・お店のような肉料理がつくれます。焼き目(キャラメライゼーション)も簡単につくし
なにより分厚い肉も扱えるようになります。
・iGrill Miniとプローブ、アプリの組み合わせで料理の失敗が少なくなる。何回やっても同じ
ような結果が得られます。料理で重要な温度管理が手軽に出来る。
・日本の鍋奉行的な役割(調理にかかりっきり)とは異なり、調理時間の管理はアプリに任
せて、空いた時間にゲストと談笑したり他の料理を作ったりとアメリカ的なBBQを楽しめ
ます。(うちのゲストはワンワンだけど)
・グリルアカデミーで、気になる製品を購入前に試せる。調理法も学ぶことができ、購入後
もレベルアップができる。(デメリットも知った上で購入できてよかったです)
・重い(重量本体➕焼き網で約10kg)
焼き網が半分近くの重さがあるので、別々に運べば問題ありません。
・燃料が専用のOD缶
(指定されたWeber製の燃料しか使えないので、元々持っていいる他社製のOD缶を流用出
来ない事になっています。イワタニ製などに比べ、若干値段が高い)
・OD缶の接続がわかりにくい。他の方のYouTubeを見てようやくわかりました。それでも
他のガス製品に比べて不便に感じる。
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