ペットと防災

飼い主の防災準備と危機管理 その2(持ち出し品と備蓄食料)

ペットと防災
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災害時の持ち出し品と備蓄食料について

以下のリストは、その①でもご紹介した環境省のHP、 ペットの災害対策→「備えよう!いつもいっしょにいたいから」内の動物のための持ち出すものリストと、他のHPを参考に作成したものです。

ただ、殆どが環境省のHPと同様の内容であったため、ほぼそのままの内容です。川崎市などは、エキゾチックアニマル(犬猫を除いたペットの総称:爬虫類・鳥類・ウサギやモルモット)用の必要物品も記載されていました。(うちは犬メインのチャンネルの為省きましたが、参考になると思います)

ペット用の備蓄

フード・水に関して、大災害であるほどペットへの支援は遅れる傾向にある為、最初から7日、できれば一ヶ月という記載の記事もあります。1日〜3日という内容もありましたが、災害規模にもよりますが、人命救助ではニュースでよく聞く「72時間の壁」があります。(72時間=3日間)72時間を境に要救助者の生存率が急激に低下すると言われている為、行政機関は災害直後に救命活動を最優先します。つまり、「公助」の部分の国や市役所・消防・警察・自衛隊の支援はその間は受けられない可能性があるのです。それまで、「自助」「共助」で乗り切る必要がある為、5日〜7日分の備蓄ということになるのだと思います。

ガムテープとマジックという内容も見かけました。ガムテープは単なる補修の道具ではなく、ガムテープにメモ書きをするなどの使用方法でも役に立つようです。

その他、温度管理が必要なエキゾチックアニマル等様にカイロ、冷却ジェルがあったり、ポリ袋を載せているものもありました。

人用の備蓄

人間用の水・食料の備蓄に関しては、政府の防災ページ(内閣府・首相官邸)から情報を得ることができます。

災害が起きる前にできること | 首相官邸ホームページ
ここでは災害に備え、ご家庭で取り組むべき主な対策をご紹介します。

人間用の食料備蓄についてローリングストック法が知られていますが、政府広報オンラインが詳しく情報を載せています。

いつもの食品で、もしもの備えに!食品備蓄のコツとは? | 政府広報オンライン
災害が起きたときに備えて最低でも3日分、できれば1週間分くらいの食品備蓄が重要です。備蓄に適した食品の選び方、ローリングストック法による日頃の活用方法など食品備蓄のコツを紹介します。

水は人の場合、飲料水や調理用水として1人1日3L程度とされています(それ以外に湯せんしたり、トイレを流すなどの生活用水も必要)

犬用の飲み水について

犬用の水はどのように蓄えたらよいでしょうか?犬用の水も販売されていますが高価ですよね。水道水でもある程度保存可能ですし、ミネラルウォーターも軟水であれば健康な犬には問題ないと言われています。(犬用の水や、水道水の多くの地域は軟水)注意が必要なミネラルウォーターは硬水、超硬水などのマグネシウムやカルシウムが多く含まれているものです。

水道水は、塩素による消毒効果があり、3日程度は飲料水として使えます。保存するときは、清潔な容器に口いっぱい入れ、しっかりフタをして涼しい場所に置きましょう。

政府広報オンライン

水道水を冷凍する場合、膨張による容器の破損を防ぐために容器の8割程度を満たすほうがよいと言われています。冷凍庫に隙間がある場合には水道水を凍らせておくなどして、隙間を埋めることが効果的です。(冷蔵庫と違い、冷凍庫は隙間を作らないほうが保冷効果が高まるため)暑い時期のお出かけの際には、ペット用の冷却剤として使えて、解けたら普通に飲料水として与えられます。

備えておきたい防災グッズ

カセットコンロ

カセットコンロも、多くの防災情報で必需品としてあげられています。カセットガスボンベは1人1週間で6本程度どされていますが、使用時の温度によって大きな影響を受けます。(同じ量のお湯を沸かす場合、寒い冬場の方がより多くのガスが必要となる)その試算やボンベの備蓄についてはIwataniのホームページに詳しく説明されています。

ご存じですか?カセットボンベの備蓄目安|岩谷産業株式会社
イワタニの備蓄目安についてのページです。イワタニの商品紹介サイトでは、カセットこんろ(コンロ)、カセットボンベ(ガス)、カセットガスストーブ、ミルサー、コンロ用プレートなどの豊富な商品情報をご紹介。

カセットガスボンベの使用期限の目安は、製造から約7年カセットコンロは製造から10年を目安に買い替えの検討を勧められています。

カセットガスボンベを1200本以上(300kg以上のLPガス)備蓄する場合は消防への届出が必要になるそうです。(消防法)48本入りの箱で25箱以上。

カセットガスを使用した発電機や暖房器具、ポータブル冷蔵庫などが発売されているため、防災の様々な場面で活躍しそうですね。

冷凍庫

我が家の地域では、ハザードマップ上、1階が浸かる程度の浸水の可能性があるため1階に冷蔵庫、2階にサブの冷凍庫を置いています。冷凍庫は上開き式で、蓋を開けても冷気が逃げにくい特徴があります。停電時にも保冷効果が長く続くといわれています。(底で凍っている物が保冷効果を保つため)ただ、底にある食材を取り出すときは面倒です。冷蔵庫・冷凍庫の災害時の使用については、「死なない防災!そなえるTV」の動画が大変参考になりました。

冷蔵庫だけでなく、ローリングストックや防災に関する様々な情報を楽しく発信されているので、楽しみ見ながら防災の知識を得ることができます。

人と犬が食べれる備蓄食料

食料の備蓄については、犬と人が共通して食べれるものを中心にストックしています。

炭水化物:米(アルファー米含む)、麺類(パスタ・蕎麦・ソウメン)手作りパン イモ類(穀物アレルギーや蕎麦アレルギーが無いことを確認しましょう)

タンパク質:魚の缶詰(無塩)、冷凍の肉各種(鳥の挽肉・牛肉)、茹でた鶏胸肉・ささみ 豆類(納豆など)

脂質:(犬用の総合栄養食から補給)

ビタミン:人参(保存がきくのでそのまま)、冷凍野菜(ブロッコリー・カボチャ・ミックスベジタブル)

ミネラル:キノコ類(冷凍)

ブッチについて

犬専用:

ドッグフード(乾燥)、ブッチ(冷凍)

冷凍なら開封後10日以上の保存もOK

ブッチは開封しても冷凍すれば、未開封時の消費期限までご使用いただけます。

7~10日で消費できない場合には、開封時点のフレッシュな状態で冷凍保存をするのがおすすめ

ブッチは開封しても冷凍すれば、未開封時の消費期限までご使用いただけます。

ブッチのホームページより

我が家では定期購入しているブッチを冷凍してローリングストックしています。「生肉と同じ栄養成分と水分含有量」があるため、栄養面や水分摂取に関しても申し分ありません。お値段が高いので、手料理やドライのドッグフードにトッピングする方法で与えています。

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hukutanのオヤジ

職業:看護師 ペット災害危機管理士勉強中(現在3級)
大型犬2匹を11年間育てています。犬の飼育の方法やペットの防災対策などの情報を発信しています。
また、バーベキュー初級インストラクター認定資格、WeberGrillAcademyの受講経験を活かして災害時に役立つ(ワンワン用の)料理を研究しています。

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