防災グッズ

アルコールストーブ

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アルコールストーブの特徴

様々なメーカーからアルコールストーブは販売されていますが、大まかな原理は①アルコールに着火すると、アルコールストーブ全体の温度が上がります。②アルコールが気化し、圧力が上昇します。(注入したアルコールは容器の底部にある小さな隙間から外周部に入る構造になっています)③一定以上の圧がかかると、ガス化した燃料が燃焼孔から吹き出し、そのガスに火が移って本燃焼が始まります。といった仕組みです。

五徳・風防・燃料とセットで販売されていることが多く、登山・キャンプ・防災グッズとしても使用できます。その人気の理由は、構造が単純なため壊れにくいことや、寒さに強く軽量、燃料のエタノールはドラッグストアでも手軽に入手できることにあると思います。

アルコールストーブの種類

形状的にはこのような形が一般的ではないでしょうか?素材による違いは、チタン・真鍮・ステンレスなど様々あります。トール缶など容量の大きめな製品もあり、燃焼時間を長くすることが可能です。

Gaobabu(ガオバブ)のアルコールバーナー
左はDeepタイプ(深型)右のスタンダードタイプより➕40mlの大容量。

お勧めのアルコールストーブ4選

アルコールバーナーの最大の弱点である風対策に特化した製品を選んで使用しています。大きなウィンドスクリーンを購入してもよいのですが、一体型はパッキングも楽ですし、無くしたり忘れたりする心配がありません。全ての製品に共通していますが、堅牢製や優れた収納力がありキャンプだけでなく防災グッズとして役立つことは間違いありません。

Trangia トランギア(ストームクッカー ブラックバージョン)

・ストームクッカーには素材が4種類、サイズがSとLの2種類とバリエーションが豊富。
・Sサイズで約740g、Lサイズで約900gの重量があります。
・ブラックバージョンは焦げ付き防止のノンスティック加工が施されています。
・アルコールバーナーだけでなく、風防、フライパン、大・小の鍋、取手が付属し、クッカーセットに
 なっていてこれだけでも多くの料理を作る事が可能です。
・別売りのケトル(写真中央)も収納可能で洗練された収納製とデザインを兼ね備えています。
・名前通り風に強いため、火力が安定しています。
・オプションのマルチディスクはパスタの湯切りとしてもカッティングボードとしても使えるます。
・ブラックバージョンSサイズの値段14000〜15000円

Esbit エスビット 985ml クックセットアルコールバーナー付

・ハードアルマイト加工されたクックセット。985mlと470mlのポット、ウィンドシールド、真鍮の
 アルコールバーナー、エスビット固形燃料タブレットトレイ(写真右)がセットになっている。
・アルコールとタブレットの両方の熱源を使用することが可能。
・説明書には25mlのアルコール燃料で、500mlの水が9分30秒で沸くとあります。(気象条件による)
・重量430g
・価格7480円

Gaobabu ガオバブ キャリボ風防➕アルコールバーナー

・折りたたみ式のハンドル(取手)が付いているため、燃焼中の移動が可能
・アルコール燃料だけでなく、固形燃料、自然燃料(枝や枯れ葉など)などの様々な熱源が使える
・別売りのスライドシャッターを装着すれば、さらに防風効果を高められる
・キャリボ風防4400円 スライドシャッター490円 アルコールバーナー2420円
・様々なセットが販売されている

solo stove ソロストーブ Titan

・2重壁で燃焼効率が高い。950mlの水を4〜6分で沸かすことができる
・2次燃焼を促し、少ない燃料でも効率よく燃焼する。通常のネイチャーストーブより煙が少ない。
・別売りのPot1800にピッタリ収納可能
・価格12100円 Titan➕Pot1800とのセットで18700円、
 Titan➕アルコールバーナーセットで13750円(アルコールバーナー単体で2860円)
・軽量コンパクトなcamp stoveシリーズから大人数で火を囲めるfire pitシリーズまで幅広い
 ラインナップ
・ポット、グリドルなどアクセサリーも豊富

あると便利なオプション

シリンダー (IMCO)

・シリンダー内にカーボンフェルトが入っており、アルコールの燃焼を緩やかにしてくれる。
 (結果として、一気に燃焼することを防ぎ、燃焼時間が2倍近くにもなる)
・様々なメーカーのアルコールストーブに対応している
・お米を炊く自動炊飯に適した火力が得られる

バーナーパット(IMCO)

・アルコールバーナーやシングルバーナーなどの炎(一点集中)を拡散する効果がある
・様々な形が販売されているが、写真のパットはメスティンに近いサイズなので調理器具に合わせたり
 小さなシェラカップなどを使う時は、五徳としても利用できる
・熱を拡散させているので、輻射熱で周囲が熱くなる。本体も当然熱いので火傷に注意

アルコールストーブのメリット・気になるところ

・なんといっても軽量(単体なら) 
 本体も軽いし、アルコールは使い切れば持ち帰らなくて済む。(ガスボンベは使い終
 わっても缶の重みは残るので、ウルトラライトな山行などに向いています。
・壊れにくい
・燃料が入手しやすい(普通にドラッグストアに置いています)
・寒冷地でも着火しやすい
・燃焼時の音が静か(ほぼ無音)

・火力調節が難しい(蓋を少し閉じて火力を弱めたりできますが・・微調整はムリです)
・燃料容器が小さいため、連続・長時間の調理には不向き
・風の影響を受けやすく、火が消えることもある

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hukutanのオヤジ

職業:看護師 ペット災害危機管理士勉強中(現在3級)
大型犬2匹を11年間育てています。犬の飼育の方法やペットの防災対策などの情報を発信しています。
また、バーベキュー初級インストラクター認定資格、WeberGrillAcademyの受講経験を活かして災害時に役立つ(ワンワン用の)料理を研究しています。

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