ペットと防災

飼い主の防災準備と危機管理              その1(情報を集めよう)

ペットと防災
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災害の情報収集について

ペット災害危機管理士4級のテキストでは、災害や準備情報の取得方法として、国や地方公共団体及び各団体が提供するアプリの利用を紹介しています。(下図)また、各自治体が作成したハザードマップの活用を勧めています。

防災アプリ

アプリ運営会社サービス名特徴
緊急地震速報アールシーソリューションゆれくるコール地震情報を活用し、予測地点や通知深度、音量を細かく設定できる
無料通話スカイプテクノロジーズスカイプインターネット通信の通話サービス
安否確認グーグルパーソンファインダー名前や電話番号で登録・検索。ドコモ・K DD Iなどが提供する「災害用伝言板」にも表示
全国避難所ガイドファーストメディア全国避難所ガイドGPS情報を使い、全国の避難所や避難場所11万件以上の中から一番近い場所を案内
ペット災害危機管理士4級テキストより抜粋

ここからは、4級テキストから離れますが私が個人的に参考にしている情報をご紹介します。

ペットの災害対策に関する情報は、環境省のHP 動物愛護管理法>ペットの災害対策飼い主の方へを必読していただきたいです。

環境省のペット災害対策

環境省_ペットの災害対策 [動物の愛護と適切な管理]

「人とペットの災害対策ガイドライン 防災への備えチェックリスト」など、PDFで見ることができます。

同行避難と同伴避難の違いについて

「ペットを飼っている皆様へ」では、災害時のペットとの同行避難について記されており、平時に備えておくべきことが分かりやすく書かれています。そして私は誤解していたのですが、避難所で、ペットと人が同じスペースで過ごすこと(同伴避難)と避難所までの避難行動(同行避難)は別の意味だということです。

自治体ごとのペットの避難所について

ペットを避難所のどこで預かるかは自治体の避難指示に従う必要があります。例えば、私の住んでいる平塚市を例にとると、「平塚市 同行避難」とGoogle検索すると、「平塚市 ペットの防災対策」がヒットし、その中で避難所でのルール→「各避難所のペットの受入場所(避難所運営マニュアルから抜粋)」(PDF:515KB)をクリックすると、以下のページにたどり着きます。

平塚市のHPより抜粋

多くの場合、人の避難場所は体育館などになるかと思いますが、避難施設によってペットはグラウンドなどの屋外が多いようです。(動物アレルギーの人がいるなどの観点から、人との居住を分けている)ペットはキャリーバックやゲージに入れる、(大型犬の場合はリードをつける)避難所にはペットフードやペットシーツなどの備蓄品は無いなどの細かい情報も書かれています。ご自宅の最寄りの避難所が、どのような受け入れ態勢か、いざ利用する時に何が必要になるかは予め確認しておいたほうがよいと思います。災害の状況によってはペットホテルなどの施設の利用を検討することも必要です。

平時から、避難所へ行くためのシュミレーションをしておくことが有効です。自宅周辺の災害リスクをハザードマップで確認しましょう。「平塚市 ハザードマップ」などで検索して自分の住んでいる地域のハザードマップを確認できます。各自治体ごとにハザードマップが作成されていると思いますが、是非次に紹介するハザードマップを試していただきたいと思います。

国土交通省 ハザードマップ

国土交通省の重ねるハザードマップ

ハザードマップポータルサイト
国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。

洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを地図や写真に自由に重ねて表示します

避難所までにどのようなリスクがあるのかを確認するのに非常に有用です。ニュースでも報道されていましたが、2023年5月にリニューアルされました。これまでは、住所入力された地域が想定される浸水の深さが色と数値で示されるのみでしたが、新たなバージョンでは想定される被害やとるべき行動も文字で表示されるようになりました。文字表示されるようになったことで、音声ソフトや翻訳ソフトを使用し視覚障害者や外国人の方も命に関わる情報を把握できるようになったということです。

また、台風や豪雨が予想される場合には、以下のサイトが役に立つかもしれません

気象庁 キキクル

気象庁 | キキクル(危険度分布)
土砂災害、浸水害、洪水災害からあなたやご家族の命を守るための情報「キキクル(危険度分布)」のページです。大雨警報、洪水警報、土砂災害警戒情報等が発表されたときに、実際にどこで危険度が高まっているかを地図上で一目で確認することができます。

土砂災害の危険度がどれだけ迫っているのかをリアルタイムで知ることができます。避難の判断に役立つと思われます。

多くのサービスがありますが、家族で共通のものを試した上で決定することが勧められています。省庁が作成しているサービスは無料で試せますので、日頃から操作に慣れておくと良いと思います。

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hukutanのオヤジ

職業:看護師 ペット災害危機管理士勉強中(現在3級)
大型犬2匹を11年間育てています。犬の飼育の方法やペットの防災対策などの情報を発信しています。
また、バーベキュー初級インストラクター認定資格、WeberGrillAcademyの受講経験を活かして災害時に役立つ(ワンワン用の)料理を研究しています。

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